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第一回中央委員会

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 関西地区生コン支部は11月24日、第54期第1回中央委員会を学働館・関生で開催し、今期の運動方針について議論した。執行部は権力弾圧の現状とそれに対する反撃の闘い、さらに、生コン関連業界の民主化・正常化の取り組みについて提起。その後、各ブロックからの活動報告を受けて討議し、全体で確認し合った。
 
 
  中央委員会は京津ブロックから議長を選出。招集役員・委員の資格審査報告後、議長が委員会成立を宣言した。初めに坂田副委員長から活動総括と問題提起があり、その後、ブロック・専門部報告、議案審議が行われた。

 ◆副委員長総括(要旨)◆

 11月21日に武委員長が大阪の事件で再逮捕、同時に、3名の組合幹部が逮捕された。昨年12月のSSへのストライキと中央大阪生コン社に対する抗議行動が容疑とされている。

 しかし、滋賀の件も大阪の件も、権力がありもしない「事件」をでっち上げているに過ぎない。滋賀では、地域の生コン協同組合が行った営業活動が「恐喝未遂」とされ、大阪では、大阪広域協組が約束していた輸送運賃の引き上げを実行するよう求めたことが「威力業務妨害」とされている。言うまでもなく、輸送運賃の引き上げは組合員の賃金・労働条件を改善するために不可欠なものである。その実行を求めた活動が「事件」とされたのだ。

 ●繰り返される弾圧、権力中枢部が指示●

 今回の弾圧は非常に政治的なものであり、背後に安倍政権がいるのは明らかだ。

 これまで私たちは沖縄・辺野古新基地建設に反対する取り組み、高江のヘリパッド建設に反対する取り組みさらには、秘密保護法や共謀罪制定反対運動に積極的に取り組んできた。来年6月に大阪で先進国首脳会議が開催される予定だが、その前に関生支部を叩いておきたいとの権力側の思惑が透けて見える。そして、今回の逮捕劇で明らかになったように、共謀罪適用とも思える「異常な弾圧」が私たちに向けられている。

 しかし、私たちはひるむことはない。自らの社会的経済的地位向上を求めて闘うのはもちろんのこと、現在の歪んだ国の政策を正すための闘いを一層旺盛に展開していく。

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 ●来年の春闘に向け、民主化実現しよう●

 激しい弾圧が継続しているので不安に思っている組合員も多いことと思う。春闘やRENTAI FESTAはどうなるのかと心配する声も聞こえる。集団交渉は関生支部が産業別労働組合であることの証の一つであり、当然、19春闘でも集団交渉を行い、要求の前進をはかる。RENTAI FESTAもこれまで以上に充実したものにしていく。

 今、業界のなかでは大阪広域協組のやり方に不満を募らせて決起する動きもある。決して全ての中小企業が「4人組」について行っているわけではない。こうした動きを大きな流れにしていかなければならない。

 勾留されている仲間は自由を奪われながらもしっかりと闘っている。仲間を早期奪還するために全力を尽くし、産業別労働運動の前進と生コン関連業界の民主化・正常化に向けて一丸となって奮闘しよう。

 

≪大阪府警による弾圧に対する抗議声明≫

 11月21日、大阪府警が、関西地区生コン支部の武建一委員長、武洋一書記長ら4人を不当逮捕した。昨年12月輸送ゼネストの一環として実施した、宇部三菱大阪港SSと中央大阪生コンの2ヵ所における威力業務妨害事件を被疑事実とするものである。

 これはきわめて異様な逮捕劇である。なぜなら、大阪府警はこの2ヵ所における行動に関しては、今年3月に大々的な家宅捜索が組合事務所やのちに逮捕された組合役員たちの自宅で強行され、それから半年も経った9月18日になってから、前者の宇部三菱大阪港SS事件で現場にいた16人全員を根こそぎ逮捕したものである。後者の中央大阪生コン事件についても翌10月9日、現場にいた8人を逮捕(うち5人は宇部三菱大阪SSで逮捕されていた役員らの再逮捕)しており、すでに両事件で起訴されたのべ13人の第1回公判期日が来年2月に指定されているからである。すでに裁判に移った事件でなにをいまさら捜査するというのか。

 しかも、今回逮捕された武委員長ら4人はいずれも威力業務妨害があったとされる現場には行っていない組合役員たちである。共謀罪が2年前に強行採決されたとき、多くの法曹関係者や労働組合が、「話し合うこと自体を刑事罰の対象にする」おそれを強く批判したが、大阪府警の今回の弾圧は、労働組合がストライキ闘争について協議したこと自体を事件に仕立て上げようとするもののようである。(略)

 大阪広域協は約束を履行しない自らの責任は棚上げして被害届を出し、大阪府警はその尻馬に乗って権力弾圧をくりかえしているのである。民事不介入の原則をふみにじって労使関係に介入すること自体が捜査権の乱用であるうえ、一連の弾圧は、憲法28条が保障する団結権と団体行動権、そして労働組合法が明記する組合活動に対する刑事免責と民事免責という、労働組合の権利の根幹に挑戦するものというほかない。(略)

 この間、共闘関係にある労働組合や市民運動団体、政党、ジャーナリスト、学者らが、一連の権力弾圧をわがこととして批判の声をあげてくれている。われわれはその親身な支援と連帯を、組合員と家族の一層の団結強化の糧としつつ、一日も早く仲間を取り戻し、この理不尽な弾圧をはねかえしていく決意である。

 

 ※この抗議声明を発表した6日後の11月27日、滋賀県警による弾圧が発生。支部役員3名が再逮捕され、役員など5名が新たに逮捕された。
組合つぶしを狙った滋賀県警による不当逮捕・長期勾留に強く抗議する。


  【 くさり12月号より 】

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